麻生太郎総理が買った本

麻生太郎総理が本を買ったらしい。

麻生太郎首相は30日夜、東京・八重洲の「八重洲ブックセンター」を訪れ、「大暴落1929」(ガルブレイス著)など経済、政治関係の書籍4冊を購入した。このほか首相が選んだのは「強い日本への発想」(日下公人竹村健一渡部昇一共著)、「日本はどれほどいい国か」(日下公人高山正之共著)、「人物で読む現代日本外交史」(佐道明広・小宮一夫・服部龍二編著)。
 首相が就任後、書店に足を運ぶのは11月1日以来2度目。その時も同センターで4冊の本を購入している。(http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008113000180

いや、めまいがする。え?サヨクが嫌いそうな本だって?とんでもない。麻生太郎総理ともあろうものが私のお勧めの本を読んでいる方が心配になる。それよりも麻生総理の買った本の一冊に大学の同級生の名前を見つけたから。大学時代からエリート向けの啓蒙書を書きたい、とか言っていたから夢がかなったな、と(笑)。私が著者の一人に名前を連ねている本を買うよりはいいんじゃないかな。私が関わった著作では私はアイヌの鮭資源の活用と和人の鮭資源の活用の相克を論じたものと、室町幕府江戸幕府に共通する日本国王認識を論じたりしたが、まあそれを読んでも総理の職には何のプラスにもならないと思うしな。ネット上で入手できるのは倭寇論だが、これも専門的すぎて専門家でもない人には何の有益性もない議論だし。私はまだ活字ではマニアックな専門家向けの文章しか書けない分際なので、ある意味うらやましいぞ。
あ、そうそうその同級生、確か伊藤隆氏の人脈に連なる研究者だった。伊藤隆氏は私の知り合いの知り合いだ。まあ知り合いに皇学館大学の教授もいるし、師匠の師匠も皇学館大学教授になっているし。以外と右派に人脈が広いな。そこらのネット右派の人間よりも右派への人脈はありそうだ。皇学館大学とは以外と太いパイプがあるな。
追記
そういや同級生もまだ非正規雇用の大学教員だ。麻生総理もお買い上げになる著作の編著者に名前を連ねていても、今を時めく伊藤隆氏の流れに連なっていても現実は厳しい。いや、優秀な研究者だと思う。大学時代はダメダメだったが、大学院に進学してから伸びた。出身大学とは違う大学院にいって、そこが本人に合ったのだろう。