添削返却

鎌倉幕府追加法を読んでいる過程で法律に関する無知に気付かされ、法律の勉強の刺激のために行政書士資格取得を目指して一ヶ月。第一回の添削が帰ってきた。基礎法学・憲法・政治なので、中学程度の法知識があれば問題なく押さえられるレベル、のはず。ただ私の場合劣等生だったのであまりまじめに覚えておらず、高校受験指導の時にあわてて勉強し直した経緯がある。高校受験指導の経験のおかげでここは得意分野になっているので結果はよかったのだが、ケアレスミスで手痛い失点。「妥当でないものはいくつあるか」という問いに「妥当な数」を答えてしまった。もう一つは「圧迫」を「圧白」と書いて減点。いつも塾生に口を酸っぱくしていっているケアレスミスをやらかしたが、昔からケアレスミスは多かったな、と思い出した。学業成績が振るわない一つの原因である。添削の講評によると「他の受験生も得意としている」と書いてある。そらそうだ。ここは中学でほぼ学ぶ所だからな。
アメリカ議会と大統領の関係については拒否権は知っていたが、再議決は頭に入っていなかった。考えれば再議決はあってしかるべきだよな。あとアメリカの連邦最高裁判所の判事に終身の身分雇用がある、というのを知らなかった。
もう一つは日本の議院内閣制の問題。内閣総理大臣が欠けた時には内閣は総辞職しなければならない、というのは議院内閣制の問題なのだが、それを内閣内部の問題と勘違い。考えれば国会から内閣総理大臣が指名されることで内閣が成立するのだから、内閣総理大臣が欠ければ、国会に対する責任として内閣は総辞職しなければならんわな。当たり前の話。これに気付かないとは、どうかしている。