ならぬことはならぬ

会津松平13代目当主の松平保定氏の話が朝日新聞の「ニッポン人脈記」の「お殿様はいま」という記事にあった。
保定氏が靖国神社宮司に要請された時の話。

保定は定年退職後、人柄を見込まれ、「靖国神社宮司に」と打診があった。辞退したが「どうしても」と要請された。
靖国神社戊辰戦争での新政府軍側の戦没者を慰霊したのがその始まりである。
3ヶ月悩んだ、他の神社ならともかく、最終的に断った。
薩長がまつられ、賊軍とされた会津の戦死者がまつられていないのに、会津人としてお受けするわけにはまいりません」