阪神の一時代が終わる

昨日の赤星憲広選手の引退は本当にびっくりした。間違いなく一時代を築いた選手であった。
今年は4位に終わったこともあってチーム自体が大きく変わる年であることは、分かり切っていたことである。
今岡誠選手も一時代を築いたが、今年退団した。ジェフ・ウィリアムス投手もやはり退団。藤本敦士選手はヤクルトにFA移籍、新たに城島健司選手が加入。2000年代前半の主力選手がチームを離れ、新たな選手がその場所に座ろうとしている。
真弓明信監督が来年度以降大きくチームを変革しようとしているのはよくわかる。城島捕手の加入はその象徴的な出来事だろう。これで上手くいくか、あるいは岡田彰布オリックス監督の言うようにうまくいかなくなるか、真弓監督は賭けに出た。チームが空中分解しても、チームの再建を果たさなければならない、という悲壮な決意なのだろう。
しかし赤星選手の引退はおそらく想定外だったのではないか。チームをまとめるのに必要な人材であり、これからチームが難しい時期に差しかかる中で赤星選手がいなくなることの影響は限りなく大きい。