今日の出来事

講師控室で先生方(面識はない)が世間話。ネットのデマをマジに受け止めていろいろ差別的な発言をしている。「ネットの中に真実がある」と信じる段階で人文科学研究者としての資質に疑問符が付くだろうし、差別的な言辞をもてあそぶ段階で教育者として失格だろう。少なくとも「本人にはどうしようもない属性で不利益な取扱をすることを容認する」人が教育者をやってはいかんだろう。大学の教師がいくら専門性で選ばれていて、他の能力は問われない、と言ってもねぇ。私だって中世史研究の過去の成果で一応大学でバイトさせてもらっているわけで、九九がまともに覚えられてなくても、英語がほとんど理解できなくても、漢字の書き順が怪しくても問題はないわけで、ネットのデマを真実と受け取っても、多分仕事には関係がないわけで、自分で自分のバカさ加減を見る機会は少ない。他山の石として自戒の材料にしよう。