卒伝

秦野勲（オムロン電機元代表取締役副社長）
8月2日午後0時50分、頚椎悪性腫瘍のため死去。74歳。葬儀・告別式は個人の遺志により行わない。1938年10月3日、兵庫県に非嫡出子として生まれる。母の薬害による失明と失聴のため、小学3年より児童福祉施設で育つ。兵庫県立鳴尾高等学校、国立大阪大学工学部電子工学科卒。立石電機（現オムロン電機）に入社。自動販売機や信号機、電卓などの開発に携わり、技術企画室室長、技術推進プロジェクト本部長を経て1985年取締役技術本部副本部長、86年本部長、87年常務取締役、89年専務取締役、94年代表取締役副社長（技術本部、京都研究所担当）、98年特別顧問、2002年にオムロン電機退職。94年から98年まで関西経済連合会理事、97年から99年まで新機械情報産業振興委員会委員、99年に立命館大学理工学部ロボティクス学科外部評価委員と奈良先端技術大学院大学情報科学研究科アドバイザー委員会委員、2000年に京都府中小企業振興公社ビジネススーパーバイザーを歴任。2010年9月より闘病生活を送っていた。

追記
懇切なるお言葉をいただきありがとうございます。