作文

作文教室の答案が返ってきた。作文指導は外注している。こちらは書かせるだけ。あとは業者に丸投げ。細かい添削ぶりだ。さすが専門業者。
しかし返却していて気になることがある。作文の条件を守っていないのに高評価。何か問題がある。
その時の作文教の課題は、最近のニュースで気になること。ねらいは事実を記述し、それに関する評価を述べるもの。三年生にはさすがに難しかったか、条件を守れたのは三人だけ。あとは自分の書きたいことを自由に書いている。私の見るところその三人以外は失格。少なくともその三人には高い評価を出す。
帰ってきたのは予想と違った。自分の書きたいことを伸び伸びと書いた生徒には高評価。書きたいことを押さえて条件を守った生徒は評価が伸びなかった。「子どもは自由に伸び伸びと書かせればいい」と思っているならば、それは間違っている。自分の書きたいことを伸び伸びと条件を守らずに書くのは、間違っている。それならばそもそも条件など付けずに自由に題材を生徒に設定させればいいのだ。何のために条件を設定したのか、を問いたい、問い詰めたい、小一時間問い詰めたい