トンネル

「昭和の鉄道模型をつくる」のトンネルを組み立ててみた。両面テープでまあ大丈夫だろう。GM製板状キットの窓ガラスも両面でくっつけるのが定石だったが、特に問題はなかった(本当はゴム系接着剤で付けるのが正しい。しかし不器用な人ははみ出させてしまうので、両面テープを細く切って、窓柱に貼り付けると結構うまくいく)。
つくって見たら、フリオ・ズレータ、じゃなくてずれた。こういうところアバウトなのだ。まあ上に草や潅木(パウダーやフォウリッジ)を貼り付けるのでごまかせる。石垣とトンネルポータルを貼り付ける。石垣は微妙に合わない。1mmほど隙間が空く。これは・・・。まあパウダーの草でごまかす。隙間は全て雑草を生やすことでごまかすのがレイアウトの基本だ。
トンネルを付けると17m級の車両が限界という記述を見つけた。これはやばい。私が走らせたいのは長電2000。18m級だ。本来付いてくる15m級の富井鉄道1031(トミーの語呂合わせ)を走らせることになっているので、17m級が走れなくても文句は言えない。トンネルを仮置きしてテスト。
結果は・・・。
長電2000系(18m級)はセーフ。富士急3100系(20m級)もセーフ。全く問題なさそう。ただキハ22は微妙にこする。目をつぶればOKだが、無理して走らせることもないだろう。富士急3100系とキハ22の違いは、横幅。やはり地方鉄道の車両限界は国鉄の車両限界より少し小さいのでクリアする。ただ富士急3100系にはほかの問題があって、架線柱に接触する。これは20m級の動力を使う車両に通有の問題だ。阪急1010系しかり、阪神3301系しかり、琴電1060形しかり。
長電2000系は特に入線には問題なさそうで、これを「昭和の鉄道模型をつくる」のレイアウトの主力車両に決定。ただ少し走りがひっかかる。「昭和の鉄道模型をつくる」の展示ケースを導入することにしているので、あまり頻繁に引っかかってくれたら困るのだ。そこで18m級の動力を入れてある富士急の5700系と動力の入れ替えを敢行。富士急には悪いが、「昭和の鉄道模型をつくる」の構想からは外れているのだ。3100系との並びを楽しめる高原風レイアウトで走ってもらおう。
と深夜に必死に入れ替えたら、入れ替えた長電2000系は快調に走るようになったが、富士急も問題なく走る。何だったんだ?もしかしたら長電の車体なり台車なりに問題があるのか?だとしたらこれはこれで困る。
15m級を主力にしない理由だが、一番の理由は、やはりこだわりや愛着のある車両を走らせたい、ということにつきるが、もう一つ、15m級の動力に疑念があるのも事実だ。ネット上でも鉄コレ15m級動力は不調である、という記事が散見される。事実私も2個ダメになった。それもしばらく快調に走っていてダメになるのだから、初期不良ではない。一々送り返すのも面倒なので新しく買うが、12m級の動力もダメになった。集電不良が原因のようで、接点などをクリーナーで掃除してやればいいのだろうが、手先が不器用な私には上手くできそうもなく尻込みしている。
17m級、18m級、20m級の動力は問題もなく、むしろ極めて性能がいい位で、これならばいくらでも走らせられる。ちなみに名鉄8800系は一応ミニカーブレール対応だが、実際には苦しそうな音を立てて、苦しそうに走る。ミニカーブレールは過酷なのだ。
ちなみに線路有効長の関係で長電2000系は2両編成。一応架空鉄道野原交通の看板車両で、長電2000系の兄弟分みたいな想定。