21号・22号

まずは一般販売最後の21号。付録は八百屋。恒例の箱にかかれた八百屋の説明。

高価になった銅板の代わりに登場したのがトタン板で、そのトタン板を用いてモダンな外観を演出しています。もちろん店先部分だけの看板建築の一種ですが、商売には銅板張りの重厚さや細工の細かさより、簡単なペンキ塗りの明るさが好まれたのかも知れません。プレス加工で石造り風、タイル張り風を装ったものもありましたが、全体に漂う薄っぺらな感じは隠せません。昭和建築の一例として記憶にとどめたいものです。店内には八百屋らしく野菜や果物をのせた平台が所狭しと並んでいます。

22号からはなくなった。