麻生太郎総理の会見内容

備忘録として(「http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080928-00000549-san-pol」)。

「まず中山成彬(なりあき)大臣の辞任につきまして一言申し上げたいと存じます。発言として甚だ不適切。大変残念ですけれども、関係しておられた国民各位、またそれに関係しておられた方々に対して心からおわびを申し上げる次第です。必然的に辞めていただきました。後任につきましては金子一義先生というのをあてさせていただきました。この人事は少なくとも、一般財源、道路の一般財源化というのを閣議で決定しておりますけど、これを現実にしていくというのに関しましては、税というものに対して詳しい方でないと適正…。なかなか対応がしにくいという感じが思いましたので、金子一義先生を選任をさせていただいたというのが経緯です。いろいろ関係されておられた方々いらっしゃいますけど、心からおわびを申し上げる次第です」
 ――5日目で大臣が辞任するというのは異常な事態だと思うが、首相は客観的に見てこの事態は異常な事態と思うか
 「甚だ、甚だ残念だと思いますし、この種の発言は普通閣僚になられたらされない種類の発言だと思っています。それが発言をされたというのは政治家としての気持ちと閣僚としての立場というのは、政治家と閣僚、同じ政治家とはいえ重さが違うと思いますんで、こういうのは普通発言をされる種類の発言、言葉ではない。私はそう思います」
 ――首相は就任会見の時に人事は適材適所だと言っていたが、確信犯的に答えたと述べるような方が適材だったと思うか
 「はい。あの、この方を指名した段階においては私は適任だったと思います。少なくともこの種の発言は、普通官僚の経験がある人もされないはずです。それが普通だと思いますが、そう言った意味ではされたというのは私は甚だ残念だと思っております
 ――野党は首相の任命責任を追及する構えを見せているが、任命責任は…
 「その点に関しましては任命責任はあったということだと思います」
 ――任命責任は認めるのか
 「はい」

この流れから見ると今のところ中山氏の動きはネットの中にしか広がりがない。ネット世論に躍らされた安倍晋三元総理の二の轍を踏むまいということだろうか。麻生総理自身ネットに躍らされまいと考えているのかもしれない。ネット世論に躍らされるような軽薄な政治家ではない、というところか。
参考(「中山成彬の妄言は、争点そらしというより単なるKYだ - kojitakenの日記」)。