モデルアート 鉄道模型スペシャル

年二回刊行の雑誌で、ここまで四号出ている。2007年の冬、2008年の夏、冬、そして2009年の夏。結構参考になる記事が多く、次の号が出るのを待っているのだが、待てど暮せど出ない。どうしたのだろう。
少しツッコミどころのある記事もあって、京都はウナギよりもアナゴです、とか、京都にほしいのは杉林です、とか、京都在住の人間にとっては「?」が出るような記事もあった。アナゴ屋なんてみたことないぞ。アナゴ天丼は食べたことはあるけど。大学生協でも駅の近くの天丼屋でも普通に出してはいるが、鰻屋の方が多いと思う。穴子丼はむしろ広島が名物だろう。甲子園で食べたことはあるが、新井貴浩選手プロデュースの弁当だった。
嵐電の記事もなかなか参考にはなるのだが、細かいところ、意地悪につっこみたくなる。嵐電で路面の軌条部分が赤いのは、踏切扱いで、三条口西大路通りと交差する部分と、嵐電天神川に入る部分と、太秦広隆寺駅に入る直前に道路を横切るところだけ。あとは普通にアスファルト。ほとんど路面という記述もあったが、専用軌道の方が圧倒的に多い、とか、嵐電の路面部分は大部分が片側二車線以上と書いてあったが、実際は山ノ内付近は片側一車線だった、とか、いろいろある。で、やはり気になるのが、押縁付き下見板張りの家屋は京都にはなじまない、という点である。これは現在のストラクチャーメーカーだ東京に偏っていて、東京の建物をプロトタイプにしているので止むを得ないところもある。その点さんけいのペーパーキットは助かる。京都のメーカーなので、京都にふさわしい建物がいろいろある。
永平寺に見立てるのがトミーテックの建物コレクションの「寺」シリーズなのも、永平寺が見たら怒りそう(笑)