秀吉と政宗5
武田晴信・朝倉義景・今川義元・毛利輝元
彼らの共通点といえば、室町殿の偏諱をうけていることである。偏諱とは、諱の一字を拝領することである。有名なところでは足利尊氏は後醍醐天皇の諱の尊治から一字を拝領している。武田晴信は足利義晴、毛利輝元は足利義輝から一字拝領している。九条稙通は足利義稙である。さらにランクが高いと義の字を拝領する。今川義元や朝倉義景はその例である。大崎義直や最上義光は足利一門でも家格の高い斯波氏の分流ということで義の字を拝領している。室町殿の偏諱を受けている大名は、戦国IXA関係では南は島津義久・義弘、北では伊達輝宗・南部晴政となる。彼らは室町殿の下に統合されていた、と言ってもいいかなぁ…