クモハ14入線

富士急7032と7062を青22号に塗り替え。富士急7032と7062は二編成もいらない。かと言って7031は正面雨樋の形が異なる。7031は雨樋が直線で、7032は曲線を描いている。これは更新時期の違いによって生じており、1954年に更新修繕が施された車両については、原形の直線の雨樋、それ以降は曲線を描くようになった。とは言え1954年は飯田線用のクモハ14が集中的に更新修繕が行われ、1955年、56年には身延線用に修繕工事が行なわれた。したがって直線型の雨樋は飯田線用だけである。1957年と58年には再び飯田線用に更新修繕工事が行なわれ、曲線の雨樋の車両が飯田線にも入線することになった。ただ1954年に10両の更新修繕工事が行なわれたのに対し、57年には3両、58年には2両と、曲線の雨樋車両は飯田線においては少数派となった。雨樋による分類を行わなければ、ナンバリングもできない。
曲線の雨樋を着けた車両は、ウィキペディアによると、14005、14018、14029、14031、14045となる。しかし1959年には身延線用の車両を800番台として区別することになり、改番が行われている。
14005→14001
14018→14005
14029→14008
14031→14009
14045→14014
以上である。この内、クモハ14009が廃車後に富士急に譲渡されて7032となるのである。とすれば、ここで使うべき番号は009を除く4両ということになる。クモハ14の最終配置を見てみると、001は豊橋、005と045が中部天竜、008と009は伊那松島、で廃車となっている。前に増備したクハ16435が中部天竜所属ということを考えると中部天竜所属の005になるだろう。
相方のクハ16だが、クハ16435以外には407と491が所属している。他の所属を探すと、豊橋には474、515、523の3両、伊那松島には446、452、470となっている。ぞろ目に近いのは伊那松島のクハ16446となるか。447というのも記録にはある。
ちなみにインレタにあるクハ16422は可部線の所属。使えない。
廃車の日が近いほどいいので、分かる範囲で調べて見る。
クモハ14001→1969年6月12日
クモハ14005→1969年6月12日
クモハ14008→1970年4月16日
クモハ14009→1969年6月12日
クモハ14014→1969年8月7日
ただクハ16435が中部天竜ということで、中部天竜所属のクハ16とクモハ14を3両一括で譲渡された、という方が、より実感的か。ということで、クモハ14005とクハ16491に決定。407を回避したのは「0」がないから。
追記
クハ16491はなんと伊豆箱根鉄道に譲渡され、電装化されて、モハ65となっていた。売約済み、ということで、407にするか、あるいは伊那松島の446にするか。
追記2
クモハ14005と014にぴったり廃車日がある車両があった。中原電車区のクハ16437とクハ16534。この内534はもとクロハ16834のため、おそらくベンチレーターが一個撤去されているはず。再現が面倒なので、437は有力候補。それを考えれば可部線の422も国鉄時代の広域移動を考えればあながち使えないこともないが、1976年3月末に運用を離脱しているので、やはり使えない。
結論
中部天竜支区の配置がクモハ14が5両、クハ16が3両、クハ18が2両だったようで、やはりクモハ14とクハ16の取り合わせを持ってくるのがよさそう。ついでにクハ16をもう一両余分に譲渡され、それを北松本支区で廃車になっていたクモハ11と合わせる、という感じか。というわけで、クモハ14005とクハ16407に決定。クモハ11447とクハ16435、クモハ12005とモ1031の合計7両が面影橋鉄道の所属車両ということにしよう。
結論に追記
動力をセットする段になって気付いたが、クモハ11447とクモハ14005では機器配置が逆転している。調べてみたらいろいろややこしいことがわかった。例えば同じ中原電車区に所属するクモハ11400台でもクモハ11454とクモハ11459では逆である。447は459と同じ配置で、クモハ14005は454と同じ配置。あと台車だが、クモハ11447はDT10、クモハ14005DT11、クモハ12005はDT12とばらばら。保守上問題がありそうだ。
クモハ14005の姿(下写真)