2009-03-20から1日間の記事一覧

即時取得

昨日電車の中で半分寝ながら読んでいたせいか、いま一つ頭に入らず、今日再び整理して過去問を解いてみてみごとに自爆したのが「即時取得」。 民法192条「取引行為によって、平穏に、かつ、公然と動産の占有を始めた者は、善意であり、かつ、過失がないと…

占有訴権

昨日電車の中でつらつら読んでいたことをまとめているだけ。 盗人にも三分の理という諺がふと頭をかすめる(実際には関係がない。このことわざの意味は無理にこじつければ何とでもいえるものだ、くらいの意味)。泥棒にも占有権がある、という話。泥棒が盗ん…

「指図による占有移転」の過去問

Aが横浜のB倉庫に置いてある商品をCに売却し、B倉庫の経営会社に対して以後はCのために商品を保管するように通知した場合、B倉庫会社がこれを承諾したときに占有権はAからCに移転する。 これは言うまでもなく妥当ではないのだが、考えればそうなる。承諾すべ…

動産の物権移動

上の話は「指図による占有移転」について。 不動産の場合は対抗要件として「登記」があるが、動産の場合は「引渡し=占有権の取得」が第三者への対抗要件となる。関連法令は民法178条。「動産に関する物権の譲渡は、その動産の引渡しがなければ、第三者に…

動産の物権移動の中の「指図による占有移転」

AがCに動産乙を預けている。この乙をAがBに売却する場合、AB間で「AはBに占有権を譲渡する」という合意とAがCに対して「今後はBのために占有すること」を命じた上でBがこれを承諾する必要がある、という話。ここで「注意」と書かれているのは、占有移転を承…

難しい民法202条

難しい、と思っていたらどうやら難しいらしい。 民法202条「1 占有の訴えは本権の訴えを妨げず、また、本権の訴えは占有の訴えを妨げない。2 占有の訴えについては、本権に関する理由に基づいて裁判をすることができない」 「本権の訴え」がすでに意味…

占有権の消滅

ノート。「代理人が本人に対して、以後、自己または第三者のために占有物を所持するという意思表示をしたときは、本人は、占有権を失う。マルかバツか」という問題。思いっきりバツと答えて「ブー」という感じだった。 民法204条「代理人によって占有をす…