詭弁学

連座の誤謬

まずはウィキペディア。 連座の誤謬(guilt by association) A「科学者Bの学説に対し、C教が公式に賛同を表明した。しかしC教は胡乱なペテン集団だ。B氏の学説もきっと信用には値しない」これも対人論証の一種で、「その主張を支持する者の中にはろくでもな…

コネタ集

同情論証(ad misericordiam) A「そんなふうに言うもんじゃない。B君がかわいそうだよ」Aの発言は、「XをYするのはかわいそう。故にXはYすべきではない」という形式の推論で、これは同情論証という。 要するに「B君がかわいそう」であることと「Yすべきで…

未知論証

未知論証について。ますはウィキペディアより。 未知論証(ad ignorantiam) A「B氏はC氏をこの事件の犯人だと推理しているようだが、そんな証拠はない。C氏はきっと犯人ではない」Aの発言は、「XがYでない事は誰にも証明出来ない。故にXはYである」という形…

脅迫論証

まずはウィキペディア。 脅迫論証(ad baculum) A「黙って私に従えないなら、ここから出て行け」 B「国境線はここだと主張しているが、そんなことは許さ(れ)ない。国境線はあちらだ。」Aの発言は、「あなたがXしないなら、私はYをする。故にあなたはXすべき…

権威論証と多数論証

あるある。 敬語。最近私は「いただく」と「くださる」の誤用が目について仕方がない。気になるのだ。何か性格が悪くなるみたいでいやだな、という話を軽いノリで話していたら、「僕は言葉は変われ、という派ですから」と反論された。「敬語を丁寧語だけにす…

自然主義的誤謬

とりあえずウィキペディア(「詭弁 - Wikipedia」)から 自然主義の誤謬(Naturalistic fallacy) A「私達はこれまでずっとこの土地で協力し合って暮らしてきた。だからこれからもそうするべきだ」 Aの発言は、記述文(「XはYである」という形式の文)の前提…

誤った二分法

「代数幾何、大好きか?」「代幾なんて大嫌いや」というネタを高校2年の時に言っていたが、マジで嫌いだった。中二の時のユークリッド幾何学は好きだったのだが、高校になると代数が苦手なのか何なのかよく分からんが、代数幾何が苦手だった。基礎解析も十…

媒概念不周延の虚偽

時東ぁみ氏と同じ間違いを冒していた私であるが、一つだけ言い訳をすれば、私は0.4よりも0.5が大きいことは分かっていた。しかし一つだけ自己批判をすれば、私はああいう一種の緊張状況で該当問題を解いていたわけではなく、家でゆっくりとしながら解…

後件肯定

私はおつむが弱い、の続編。高校2年生の基礎解析のテスト直前、ツッパリ君(要するにヤンキー)から質問された私だったが、私のほうが分かってなくて、結局ツッパリ君から教えてもらったのだが、その時の彼の反応が「お前、大丈夫か?」だった。私は「まあ…

前件否定

こんな仕事をしていながら何だが、私はおつむがいささか弱い。思考力が弱いのだ。記憶力は興味を持ったものに対してだけは抜群だったが。だから数学がめっぽう悪かった。高校時代、名うてのツッパリ君に数学の質問を受けたことがある。曰く、途中までは分か…